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中国上海での第1回ぐんまグローバル塾開催

 2017年8月28日から9月5日まで、県国際戦略課の事業である「ぐんまグローバル塾海外インターンシップ(上海)」の参加者4名が9日間の上海研修を行いました。
 ぐんまグローバル塾は、県内で在住・在学・在勤する若者、群馬県出身で県外で修学する大学生・短大生・各種専門学校生を対象者として実施され、県国際戦略課による事前研修の後に9日間に亘り、上海での現地実習を行いました。
 以前は米国を現地実習先として実施されていましたが、今年から当事務所活用の一環として中国国内で実施されることになりました。当事務所では、研修内容の事前調整、実施全期間中の同行、視察先での通訳などを行い、当事業の核となる企業研修の受入先である(株)アイザックと共に万全の体制で参加者を迎え入れました。

 第1回目となる上海でのインターンシップに参加された4名は、学生から社会人まで経験や年齢も様々であったため、研修期間中の訪問先については、行政機関、サービス業、製造業、現地旅行会社など、幅広く取り揃え、参加者一人一人がこのインターン研修を機に、それぞれが興味を持った分野で、帰国後も引き続き自己研鑽を続けられるよう工夫を凝らしました。
 上海到着の翌日から具体的な研修を開始いたしました。当事務所で研修内容のガイダンスと中国事情について概要説明を行った後、まず最初に在上海日本国総領事館を訪問し、上海を中心とした中国華東地域の経済を中心とした動向について概要説明を受けました。その後、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)上海にて日中貿易促進対策について、日本政府観光局(JNTO)上海にて上海近郊でのインバウンド対策について、各分野の専門家の立場から最新情報等を交えご説明いただきました。
 翌日は、前日の政府系機関からの説明を踏まえ、民間部門を訪問しました。群馬銀行上海駐在員事務所より中国の経済事情についてご説明をいただいた後に、現地の旅行業者2社を訪問しました。いずれも訪日旅行を取り扱っており、当事務所が本県観光誘客業務の一環として訪問を重ねている業者ですが、今回は参加者自身が考える群馬県のお薦め観光スポットを紹介し、群馬の魅力をPRしました。

 研修中盤の4日間は(株)アイザックの協力の下、今回の研修の中心となる企業研修を行いました。(株)アイザックは上海を中心に様々な事業を展開する企業で、レストラン、ウェディング、木材貿易、老人介護など事業分野は多岐に及びます。
 現地実習では同社が上海市内で運営する養老施設、結婚式場、レストランで実際の現場を体感しました。また、日本の木材を輸入する貿易港視察や上海の富裕層が暮らす別荘エリアなど、通常では入ることのできないエリアまで視察することができました。参加者たちはそれぞれの現場、日本と中国との仕事をする上での違いや共通点、圧倒的な中国のスケールを肌で感じ取り、日中貿易の最前線で活躍される本県企業の気概を噛みしめている様子でした。

 研修終盤には、日本よりも遙かにECでの買い物が進んでいる中国において、高級デパートやおしゃれなカフェが立ち並ぶ上海の一等地に実店舗を構え売上を伸ばし続ける佳能(中国)有限公司(キャノン上海)、伊勢崎市に本社を構える自動車機器・自動販売機等のメーカーである上海三電冷機有限公司(サンデン)の視察を行いました。また、帰国前日に開催された上海で働く本県出身者との交流会では、同郷の先輩方から海外で働くことのやり甲斐や厳しさなど、自らの貴重な体験を聞いたり、今回の滞在を通じて感じた仕事や生活上の疑問点を質問するなど、活発な意見交換が繰り広げられました。

 当事業の趣旨は、群馬県の若い学生や社会人を海外に派遣し、現地法人等での就労体験等の機会を提供することにより、国際的な視野で活躍し、群馬県に貢献できる人材の育成を図るものです。
 今回が上海では初めての実施ではありましたが、盛りだくさんの研修内容に参加者も大いに満足し、今後の勉学や業務のヒントを得られたようでした。現地実習先を快く引き受けていただいた(株)アイザックに感謝するとともに、次回は更に多くの若者に上海に来ていただき、激動する世界の動きの一端を自ら感じ取って欲しいと願っています。

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