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中国西部旅游産業博覧会出展

 2017年6月23日から25日、中国内陸の主要都市である重慶市で開催された「第五回中国西部旅游産業博覧会」に群馬ブースを設け本県の観光PRを行いました。
 この観光展は重慶市政府が主催したもので、国際展示場としては上海市にある国家会展中心に次ぐ中国2番目の規模を誇る国際展示場重慶国際博覧中心を会場に開催されました。
 今回も北京での出展と同じく、公益財団法人自治体国際化協会北京事務所が設けた地方自治体用ブースの一角に共同出展者として参加させていただいたものです。

 重慶市は四川盆地東部に位置し、古くから中国物流の大動脈である長江沿岸の都市として水運を中心に栄えてきました。面積は8.24万k㎡(北海道より少し大きい)、人口は上海、北京を凌ぎ、3,017万人(2015年末時点)に達し、中国最大を誇ります。地形は起伏に富み、傾斜地に開かれた街であり、霧が発生しやすいことから別名「霧都」、「山城」とも呼ばれています。
 もともとは四川省に属していましたが、1997年に独立して直轄市に昇格し、現在は中国に4つある直轄市の一つです。四川省の省都である成都市とは約300㎞、高速鉄道でおよそ1時間半の距離であり、両市を中心として一つの経済圏を作り上げています。

 中国経済がニューノーマル(新常態)に入り、2016年の中国全体のGDP成長率は6.7%でしたが、重慶市は10.7%と高成長を維持しました。重慶市経済を支える主な産業は自動車とPCです。2016年における日本の自動車生産台数が世界第3位の約920万台、中国は世界1位の約2800万台ですが、重慶市は中国最大の自動車生産地であり年間生産台数は300万台を超えており、重慶市単独で世界第8位の生産国に相当します。また、ノート型PCの生産は、世界シェアの25%を占めており、日系企業の進出においても製造業の比重が高くなっています。
 自動車、オートバイ関連を中心とした日系企業の進出はあるものの、上海市内では当たり前に見られる日本料理店は少なく、重慶市における日本のプレゼンス自体が十分とは言えない印象でした。
 上海、北京、広州など沿岸部の都市で参加した観光展では、東京や大阪といった主要都市は既に訪れており、次の新たな目的地として本県の説明を聞かれる来場者が多かったのに対し、重慶では一度も日本へ行ったことが無いという来場者がほとんどでした。

 同じ中国であっても、この地域は国内最先端の上海と比べるとおよそ5年後を追っているとも言われており、日本だけでなく海外旅行の関心が高まるのはこれからという印象を受けました。
 四川省と重慶市を加えた人口が日本の人口とほぼ同じであることを考えると、上海や北京とは違った新たな市場ととらえ、本県の認知度向上と観光PRへの取り組みを考えていきたいと思います。

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